RIC 虚血コンディショニング

一時的に血流を止めると健康になる

当院ではトレーニングをする前に、場合によってはトレーニング後にもRIC(リック)という体のコンディショニング作用のあるメンテナンスを行います。RICとは専用の駆血カフを使って血流を一時的に制限し、酸素が十分に供給されない虚血状態を作ります。通常は下肢で行いますが、状況に応じて、上肢で行う場合もあります。

脳がストレス反応を起こす

血液を止めるとうのは体にとってすごくストレスのかかる状態です。下肢または上肢で血流を止めると脳は血管が詰まったと勘違いをします。そこで、血行を良くして血流を活発にしようとします。さらに、成長ホルモンなどのホルモンの分泌か活発になるのです。これを『虚血コンディショニング』と呼びます。また、血流を止めた場所に起こる効果を『局所的虚血コンディショニング』と呼び、さらに全身に起こる効果を『遠隔的虚血コンディショニング』と呼びます。

効果が48時間持続する

RICの大きな効果の一つがホルモン分泌の活性化です。成長ホルモン、女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)男性ホルモン(テストステロン)メラトニン(睡眠ホルモン)等の分泌が活性化されます。特に成長ホルモンは成長期には文字通り成長に役立ちますが、成人になると筋肉の増強効果や体脂肪を低下させる効果、そして、お肌の弾力を上げる効果などがあり、アンチエイジングホルモンとも呼ばれているのです。これらのホルモンの活性化は直後から始まり2時間後に一度軽減するが、24時間後に再び活性化し、その48時間続く事が確認されています。